オンライン診療をはじめます

2020/05/02

【オンライン診療をはじめます】

・新型コロナウイルス感染拡大に伴い、当院でもオンライン診療を開始します。

・「咳がでる」「ぜーぜーしている」「熱が出る」など、そんなにひどくはないけれどもいつもなら通院するようなとき、外出自粛中に受診するべきか迷われると思います。そんなときにまずオンラインで問診・視診(聴診ではなく画面でお子様を見て顔色・呼吸の仕方などを診察する)をうけて実際にクリニックに受診するべきかの判断をあおぐというのも一つの手段だと思います。親御さんが受診を迷われて1週間が経過し、かぜではなく別の病気で入院したケースも今回みられました。迷われたらぜひオンラインでもよいのでまずは受診してください。

・しかし、お子さんはすべてを見た目の視診だけで判断することはできません。下記のようなことをご理解いただける方に限りオンライン診療を実施します。同様の文書がオンライン診療の問診票にありますのでよくお読みになりご同意をお願いいたします。

・オンライン診療を受けられても、必要な時はすぐに実際の受診をしていただきます。状態もよく元気な場合はまずかぜ薬などで2-3日ようすをみます。4日以上続くようならば実際に受診が必要です。4日たたなくても脱水・低血糖などすぐに対応しないといけない場合もオンラインでは難しいです。ケースバイケースでどのように対応すればよいかをオンラインでご説明します。ただし、6か月未満のお子様は急変することもあるので原則直接クリニックを受診してください。

・舌下免疫療法、気管支喘息、アトピー性皮膚炎など慢性疾患で定期受診されている方

定期受診をしていて3か月以上症状が安定している方はオンラインで処方します。処方日数は30日とします。この場合も3か月に1度は直接受診をしていただきます。

・舌下免疫療法で他院が遠いためコロナの時期だけ当院で薬が欲しいという方もお受けします。ただし、お薬手帳で処方内容を確認できること、アレルギー結果の用紙を用意すること、処方がはじまってから3か月以上経過して安定していることを条件に新規の方もお受けします。舌下免疫療法の場合は成人の方も受診可能です。毎月の定期受診をしていない方や直近3か月で喘息発作があった方、現在吸入ステロイド治療をしている方、これらの方は軽症ではないと考えますので原則オンラインで長期処方はいたしません。必ず診察をうけてください。

・オンライン診療は、問診・視診以外の診察ができませんので確実な診療を担保するものではありません。あくまで応急的な診療であることをご理解いただき、ご家族の責任のもと利用されるようにお願いします。

・今回は、新型コロナウイルス感染拡大のため応急的にオンライン診療を開始しますが、新型コロナウイルスが沈静化した際にはオンライン診療を中止することがあることをご理解ください。

オンライン診療のはじめ方は次の記事をご覧ください。


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